OUR CABIN OUR DIY〜直営、DIYで小屋をつくる〜

富士山と愛鷹山に囲まれた標高1000mの十里木高原にたつセカンドハウスです

9坪と小さな住まいですが、氷点下数度となる場所で通年過ごせるような仕様としています

全てがシンプルな木の手づくりの住まいです



所在地:静岡県裾野市

敷地面積:537u

延床面積:30u

構造・規模:木造2階建

外部仕上:
屋根・ガルバリューム鋼板葺
壁・杉板壁

特徴:分離発注、DIY

製作:建具、家具
DIY:塗装、シーリング゙他

施工:佐野大工、克建、
マルマサ西島板金
明光電気、杉山水道設備

 





住まいづくりを楽しむ

予算を決め出来ることは自分たちで楽しく行う。 地元職人さんたちと楽しくつくる

小さいからなんとかなると気楽に始めた計画

小屋づくりブログです→

直営、DIY、コストについて→

富士山とキャビン

南東下がりの斜面。正面には愛鷹山、背面には富士山がある。キャビンから愛鷹山の山容は美しく見えるが、富士山は樹林越しに頂きが僅かに見える

道路に出ると富士山の全貌を見ることが出来る。ここに来るときは富士山が出迎えてくれる
 



樹林を切り拓いて建てる


40年の間に樹木や下草が鬱蒼としてしまつた

家族総出の伐採、刈り取りから始めることとなった



 ハイ、ポーズ






シンプルでローコスト


自分たちの価値観で考えると、シンプルでローコスト

外壁は杉の貫板、
交換のためビス止

玄関扉は杉3層合板

入口のステップはU字溝
整地は地場て調達した噴石(スコリア)

木材保護塗装、シーリングはDIY




内装もシンプル

床は杉の3層合板ビス止
壁は構造現し

湿気防止のため高くした床下はDIY材料、暖房用ペレットの収納

設備配管、電気配線の点検が容易


 

DIYを楽しむ


外断熱壁、構造現し
全てが木でDIYが容易

コーディネイトを楽しむ


ベンチの上にクッションをのせソファ風にアレンジ
絵皿は12ヶ月の花々。東西南北に春夏秋冬を配置




明かりを楽しむ


外部の樹木を照らす照明、暖炉の明かり





愛鷹山への眺望

この住まいの視線の落ち着く先に愛鷹山がある






木製建具

3.6m巾の引違い窓

総重量とペアガラスの最大製作寸法から、中桟をつけて約53KGにおさえる



防炎シート雨戸


暴風時の枯れ枝の衝突や鳥の衝突を考えると雨戸が必用と考える

屋外スクリーンにもなる



3層合板引戸

引戸、パネル、
幕板で3層合板2枚
DIY:スキーラック


キッチン

オールステンレスのコンパクトなキッチン
シンクがコーナーにあるので2人での食器洗い、収納が可能

コンロはIH、移動可能なので便利





浴室は木張り

杉の貫材
外壁材の良い物を選んだ
花をみる

 

富士をみる


空をみる




寝床

湿気の多い場所である
寝具等をすぐに吊るせ風を通せるようにした

 
 

コストについて

総工事費は650万、設計料含む登記までの金額です。

工事金額の建築本体(基礎・木工事・屋根・設備・電気)は直接発注で478万(以下すべて税別)です。
その他に(確認・設計料・地盤調査費・支給品/DIY材・キッチン・ストーブ材工等)で136万、
上棟式7万、別荘地管理費用(道路使用、給水接続・下水接続)15万です。
ここまでで636万です。

その他外構、ロールスクリーン等、登記(本人手続き)で20万となりました。

工事監理兼DIYに30回行き来しました。

このなかで設計監理料は72万ですので、交通実費(1回1万=高速料金+ガソリン代)を考えると約100万となります。

DIY部分の手間代は職人換算で塗装・防水30万、樹木伐採10万程度です。

工事店を通して建築する場合は建築本体の15%〜が工事管理料+経費として上乗せされます。

私どもの価値観からすると、小屋づくりなのでほどほどの費用が良いかと考えておりました。

元々土地だけでは売却できないので、建物をつくり売却資産とするという目的がありました。

年間維持管理費(管理費・光熱費・税金・保険)は約10万です。

私どもの別荘地は築40年以上となりますが、半部以上は空き地(持ち主あり)です。
売れないので手放せない状況です。
どこの別荘地でも同様と考えます。
売れない土地は管理が出来ず森林化しています。

自然の中での暮らしはとても楽しいものです。

PS.工事店を通さない直営工事について

確認申請は書類を設計者が作成、施工者欄は直営と記入し、建主が申請手続きを行います。
設計料、施工料(基礎・大工・屋根・設備・電気程度でまとめると良いかなと思います。)
各々と建主が請負契約を行います。
直営工事なので瑕疵担保保険はありません。すべてが自己責任となります。
設計者には総工事費に納まるように設計と見積を作成してもらってください。
その内容をもとに各施工者と交渉下さい。
工事金額には各施工者の基準が異なるためある程度の余裕を見て下さい。
安価な分大変ですが、住まいづくりを楽しむ気持ちがあれば良いかと思います。

▲戻る